【陸上】青梅マラソン 小出監督「50年に一人の逸材」20歳・鷲見がキャリア初30キロ挑戦

第51回青梅マラソンは19日、東京・青梅市日本陸連公認コースで行われる。
30キロ、10キロの部を合わせて1万9000人がエントリー。10キロは午前9時30分、30キロは同11時30分に号砲が鳴る。

名将がほれ込む鷲見梓沙(20)がキャリア初の女子30キロに挑戦する。
高橋尚子さんを育て、現在チーム代表を務める小出義雄監督(77)が「50年に一人の逸材」と評する20歳は、楽しみと不安を併せ持ちながら青梅を走る。
高橋さんが「小出監督は鷲見ちゃんの話になると2時間も3時間も止まらない」と語るほど、高い期待を背負っている。

15年夏の北京世界陸上5000メートル日本代表に選出されるなど、これまではトラック種目を得意としてきた。
「30キロは未知の世界。体力的に持つかな」と言うものの「恐れずに攻めの走りをしたい。
長い距離に対応できるように。出るからには優勝したい」と言葉に力を込めた。

高橋さんに憧れる新成人が目指すのは、東京五輪のマラソン代表だ。世界陸上で予選敗退した悔しさから過度なトレーニングをしたことで、15年秋には右足を疲労骨折。
「五輪に出る夢があるので、走りたくて悔しかった」。
けがで苦しんだ期間にも小出監督から「鷲見、東京行くんだぞ」と何度も声をかけられ、前向きになれた。

「いずれは高橋さんくらいの練習量をこなせるようになりたい」。
かつて大先輩が取り組んだ高地トレや、連日に及ぶ40キロ走の“鬼メニュー”にも挑戦する覚悟だ。
「1時間43分台が目標。見ている人に感動してもらえる走りをしたい」。
18日は車でのコースチェックなど最終調整。将来性豊かなランナーが青梅を飛躍へのステップにする。

◆鷲見 梓沙(すみ・あずさ)1996年8月12日、愛知県生まれ。20歳。
愛知・豊川高を経てユニバーサルエンターテインメントに進み、15年の北京世界陸上5000メートルに出場(予選敗退)。
5000メートルの自己ベストは15分17秒62。166センチ、49キロ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170218-00000275-sph-spo
スポーツ報知 2/19(日) 5:03配信

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