2018年平昌(ピョンチャン)五輪のプレ大会が開かれている雪上競技会場の平昌と氷上競技会場の江陵(カンヌン)。各種目の施設では、本番に向けての工夫や試行錯誤が続いている。
アルペンの技術系種目が行われる竜平(ヨンピョン)リゾート。今月上旬、標高1458メートルの山頂付近から伸びる五輪コースに天然雪はあまりなかった。
昨季は雪不足のため、同リゾートにある一部のコースを閉鎖。来年の五輪期間中は70台の人工降雪機で五輪コースを整備する。
実は、平昌は温暖化に悩む。韓国気象庁によると、五輪期間に当たる2月9~25日の17日間に、1日87センチの大雪が積もった年もあれば、通算積雪量が1センチ未満だった年もある。
同期間中の通算積雪量は1981年から2010年までの平均で41・3センチあったが、過去10年は同33・5センチ。昨年は7センチで、5日間しか降らなかった。
竜平リゾートで28年間働く金明来(キムミョンレ)さん(50)は「積雪は年々減っている」と嘆く。そのため、全ての雪上競技会場は人工雪がメインになる。
朝日
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