【就職】高卒内定率90.9% 16年12月末、7年連続上昇〔2/17〕

文部科学省は17日、今年3月に卒業予定の高校生の就職内定率(昨年12月末時点)が90.9%になった発表した。
25年ぶりに9割台を記録した前年同期からさらに0.9ポイント伸びた。
上昇は7年連続で、文科省の担当者は「高校生を対象にする小売り、製造、建設などの業種で採用が堅調に推移している」と分析している。

 調査は全国の教育委員会などを通じて実施。昨年12月末時点で就職希望の高校生は19万1020人おり、このうち17万3566人が内定を得ていた。
1976年の調査開始以来、この時期の内定率が最も高かったのは90年の92.1%で、今回は過去3番目の高水準。
男子の内定率は92.0%(前年同期比0.5ポイント増)、女子が89.2%(同1.4ポイント増)だった。

 学科別では工業96.6%、情報94.4%、商業94.1%、農業93.3%、福祉92.8%、水産91.6%の順に高かった。約6万7千人の就職希望者がいる普通科は84.7%だった。

http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG17H2C_X10C17A2CR8000/