寝たきりの母死亡させた疑い、姉妹逮捕 食事与えず衰弱
母親の世話をせずに死亡させたとして、警視庁福生署は１８日、東京都羽村市緑ケ丘２丁目、会社員桜井庸子（３５）と同居の妹で派遣社員の朋子（３２）の両容疑者を保護責任者遺棄致死の疑いで逮捕し、発表した。
庸子容疑者は容疑を認め「食事の面倒をきちんとみてあげられなかった」と話し、朋子容疑者は「今は気が動転しているので、気持ちの整理をしてから話す」と認否を留保しているという。
署によると、２人は２０１４年７月６日、自宅マンションで、同居していた母親のさよ子さん（当時６４）がほぼ寝たきりの状態で、自力で生活できないのを知りながら、食事を与えたり病院での治療を受けさせたりせず、栄養がとれない状態にして衰弱させ、死亡させた疑いがある。
さよ子さんは衰弱が激しいため自宅から病院に救急搬送されたが、まもなく死亡し、署が経緯を調べていた。
朝日新聞DIGITAL 2017年2月18日16時00分
http://www.asahi.com/articles/ASK2L4T0LK2LUTIL00X.html
