輸入穀物よりも安い飼料用米与えた肉牛の試食会 「やわらかくて味もあっさりしていて、おいしいです」・豊後高田市

コメ与えた肉牛の試食会

*ソース元にニュース画像あり*

http://www.nhk.or.jp/lnews/oita/5073928421.html?t=1487409055000
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えさに飼料用のコメを混ぜて育てた牛の食味試験が17日、豊後高田市で行われました。
大分県は食味試験のアンケート結果などを参考にしながらこの牛の生産振興につなげたいとしています。

えさに飼料用のコメを混ぜて牛を肥育する取り組みは大分県が奨励していて、
4年前から豊後高田市杵築市畜産農家が取り組んでいます。
牛を肥育する畜産農家にとっては輸入穀物よりもコストが安くなるメリットがあるほか、
稲作農家にとっても生産振興につながると期待されています。

17日の食味試験には畜産農家や肉の販売業者らが参加しました。
食味試験では従来のえさだけを与えた牛の肉と、コメを与えた牛の肉が用意されました。
参加した人たちはそれぞれの肉を味わった上で「やわらかさ」や「脂っこさ」など
6項目のアンケートに答えていました。

コメを与えられた牛は牛肉のうまみがありながら、あっさりした味が特徴だということで、
「豊後・米仕上牛」のブランド名で、県内や福岡県などで販売されています。
参加した畜産農家
「やわらかくて味もあっさりしていて、おいしいです。焼き肉などで食べるといいと思います」
と話していました。

県によりますと、「豊後・米仕上牛」は県内産の飼料用のコメを200キロ以上与えた牛ですが、
コメの配分や量などのマニュアルがないため、県は今回のアンケートを参考にマニュアルを作ったり、
生産振興に努めたりすることにしています。

県農林水産研究指導センターの松井英徳主幹研究員は
「子どもから大人までおいしく食べられるので県の内外でもっと知られるようPRしていきたい」
と話しています。

02月17日 19時02分