【ドラマ】渡瀬恒彦、がん闘病を初激白!兄・渡哲也の自宅で励まし合っていた

サンケイスポーツ 2/19(日) 5:00

 胆のうがんで闘病中の俳優、渡瀬恒彦(72)が、12年目を迎えるテレビ朝日系人気シリーズ「警視庁捜査一課9係」(4月スタート、水曜後9・0)のクランクインを3月に控え、がんについて初めて語った。大病を乗り越え、仕事や私生活への考え方が大きく変わったと告白。現在の体調は小康状態だが、「『9係』は僕にとって『やらせてください、やりたいんです!』と言いたい作品」と代表作への熱い思いを口にした。

 東京都内のスタジオで行われた主演作「9係」の取材会に力強い足取りで現れた渡瀬。「体調? 良くはないですね。現状維持という感じ。食欲は減りますね。一生懸命食べますけど」と苦笑したが、その口調は不安を一切感じさせなかった。

 渡瀬の胆のうがんは昨年5月に週刊誌が報道。所属事務所によると、15年秋に病院の検査でがんが発覚し、抗がん剤治療放射線治療を受けて同12月に仕事復帰。手術はしておらず、現在も通院中で、小康状態だ。

 兄で俳優の渡哲也(75)も15年6月に急性心筋梗塞の手術を受けたが同11月にCM撮影で“復帰”と、兄弟で時を同じくして闘病。渡瀬は「(渡の)自宅にときどき行きますよ」と励まし合っていることを告白。大病を乗り越えた心境には「いろいろなものが見事に変わりました。(1979年に結婚した)奥さんに対する態度とか(笑)。なんでコイツと一緒になったかよく分かった」と献身的に支えてくれた愛妻に感謝した。

 仕事のありがたみも改めて感じるようになった。特に12年目を迎える今作には並々ならぬやる気をみなぎらせ、「ライフワークにしたい? 生きていれば!」と宣言。

 前作の撮影時、V6・井ノ原快彦(40)ら共演者にも病気を秘密にしていたことには「あえて自分から話すことではないと思っていた」と座長として心配させたくなかったと告白。男気のある渡瀬の気遣いを、井ノ原や羽田美智子(48)も感じ取っていた。

 取材に同席した井ノ原は、同シリーズならではの現場のチームワークの良さについて「座長の渡瀬さんが仕切ってやってくれた、というところが大きい」としみじみ。

 羽田が「渡瀬さんが体調を考えながらいろいろセーブされている中、『9係は絶対に出る』と、このタイミングに万全の態勢で来てくれて…」と思わず涙を流すと、渡瀬は後輩女優の背中をポンッとたたき、何気なく感謝を伝えた。

 第12弾を迎える「9係」の強固なチームワークに支えられる“渡瀬刑事”は、新作でも難事件を見事に解決する!


・「警視庁捜査一課9係」のクランクインを3月に控え、がんについて初めて語った渡瀬恒彦(写真:サンケイスポーツ
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