【トランプ大統領】「米国製品を購入せよ!」ボーイング工場で大絶賛の787旅客機、実は海外部品7割

787旅客機を「夢を実現した」旅客機と
 【ワシントン会川晴之】トランプ米大統領は17日、米南部サウスカロライナ州ノースチャールストンにあ
ボーイングの旅客機工場を視察した。日本でも就航する中型旅客機ボーイング787ドリームライナーを前に
「米国人労働者が、米国の工場で、米国製の製品を造ることを望んでいる」と訴え、787旅客機を「夢を実現した」旅客機と絶賛した。

 だが787は、日本のほか英仏伊などが参加した国際共同開発機。海外製部品の割合は7割近くに達する。中でも日本は35%を担当
三菱重工業川崎重工業富士重工業の3社が主翼、胴体パネルなどを担当する。

 またこの日、トランプ氏が「カーボンファイバーを使っているんだ!」と褒めたように、
世界で初めて炭素繊維複合体(日本の東レが製造)を機体の多くに使用し軽量化を実現した。
 トランプ氏は「米国製品を購入せよ! 米国人を雇用せよ!」がキャッチフレーズ。
今回、その主張に最適の地を選んだはずだが、図らずも日本製など海外製品の優秀性を強調することになった。

ニュースサイトで読む: http://mainichi.jp/articles/20170218/k00/00e/030/221000c#csidxfd4d1d49ba78ca5ba27610d1705b45c
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