【トランプ】米上院が環境長官を承認、温暖化懐疑派 規制撤廃へ

http://www.jiji.com/jc/article?k=2017021800251&g=int


 【ワシントン時事】米上院は17日の本会議で、トランプ政権の環境保護局(EPA)長官に
地球温暖化懐疑派のスコット・プルイット氏(48)を充てる人事を賛成52、反対46で承認した。
宣誓を経て就任する。トランプ大統領の指示の下、温室効果ガスの排出規制を大幅に緩和・撤廃する見通し。
 プルイット氏はオクラホマ州司法長官として、オバマ前政権が導入した石炭火力発電規制に抵抗した。
石油などエネルギー産業と関係が深く、民主党や環境保護団体は「温暖化対策が後退する」と、同氏の就任に反対していた。 
 トランプ大統領は前政権が定めた気候変動に対する行動計画を破棄。排出規制の緩和で、
昨年発効した温暖化対策の新枠組み「パリ協定」の目標を米国が順守するのは難しくなる。
 外交筋によると、トランプ政権はパリ協定だけでなく、協定の前提となる国連の枠組みからの離脱を検討する恐れもある。(2017/02/18-07:43)