【野球】WBC消滅危機で侍ジャパンが抱え込む苦悩

WBCには気になる情報が飛び交っている。ご存じの方も多いだろうが、「今大会限りで大会が終了する可能性がある」と複数の米メディアが昨年末に報じた点だ。
米スポーツ専門局『ESPN』のクリスチャン・モレノ記者が11月末にTwitter上で「複数の関係者から得た情報によると、WBCは収益がなければ2017年の大会が
最後になるかもしれない」とつぶやいたことに端を発し、CBSスポーツなど他の米主要メディアもこれに追随してWBC終了の可能性を報じた。

NPBにとってWBCの消滅は死活問題にもなりかねない。侍ジャパンを常設化するため、その運営母体となるNPBエンタープライズプロ野球セ・パ12球団と
共同出資のもと2014年11月に設立したばかりだからだ。

 もう1つの国際大会「プレミア12」や2020年の東京五輪があるとはいえ、WBCが本当になくなってしまったら常設化された侍ジャパンの存在意義も揺らぎかねない。
第4回WBCは世界一奪回を至上命令とする侍ジャパンだけでなく、大会存続を願うNPBの関係者にとっても重要なターニングポイントとなりそうだ。

http://www.itmedia.co.jp/business/articles/1702/17/news040.html