【ロボ】ソフトバンクの「ペッパー」 万引き常習犯を検知する機能を搭載 法人向けに機能拡充

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170215-00010000-nkogyo-ind

ロボで万引防止・児童教育
 コミュニケーションロボットメーカー各社は、法人利用の促進を狙い機能拡充を進める。
ソフトバンクは「ペッパー」の法人向けに、観光コンシェルジュや万引防止などを追加した。
ユカイ工学(東京都新宿区)は「ボッコ」を児童の理系教育に活用する。「オハナス」などを扱うタカラトミーもロボットの
法人利用を積極化。家電操作や人工知能(AI)の利用も見据えた研究開発を進める。

 ソフトバンクはペッパーのアプリを増やす。プリンターと連動し、多言語対応を生かして観光客に宿や観光地を紹介。
地図を印刷して場所も教える。万引防止はペッパーのカメラを生かす。自動で来客の顔を常習犯のデータと照合。
一致すると管理者に通知する。呼び込みや告知をしながら別の役割も果たすことが特徴となる。健康チェックや自動会員登録なども追加。客寄せ効果以外の利点を示していく。

 ユカイ工学は理系教育事業を手がけるRISUジャパン(東京都文京区)と提携した。
子供が楽しみながらロボットの操作やセンサー機器の仕組みを学べる教育にボッコを活用する。RISUの教室のほか、
公共施設での児童向けワークショップなども積極的に開催する。

 タカラトミーは低価格でも法人利用が可能な点を武器に商品案内などの分野を開拓する。
研究開発では親近感や手軽さを損なわないよう、先端技術を活用できるか模索する。

 シャープも「ロボホン」のアプリ拡充に向けて外部の開発会社との連携を強化している。開発コミュニティーを組織して
情報共有を積極化する。コミュニケーションロボットの最大市場は法人利用。今後も各社の機能競争が続く模様だ。