【軍事】トランプ大統領、F-35の代りにF/A-18を大量発注の考え

http://newsln.jp/news/201702180723140000.html

トランプ大統領は17日、サウスカロライナにあるBoeingの工場でを訪問して
「我々は今、真剣にF/A-18の大量発注を行うことを考えている。もしF-35のコストが削減とならないのであれば、
ステルス機能を搭載したF/A-18を発注することになるだろう」とする発言を行なったことがBloombergによる報道で明らかとなった。

F-35計画の予算規模が当初の予想を大幅に上回ると同時に、計画進行にも遅延が生じており、
今回の大統領によるこの発言は、F-35のコスト削減が図られない場合には、F-35に代わってF/A-18
大量発注するという代替案を選択する用意があるということを示したものとなる。

F-35に関しては年初に結ばれた新しいLot 10の契約で、ユニットコストは、F-35A/B/Cの全ての機種で
1億ドルの大台を割り込む水準にまで低減していたが、それでも総コストは、当初予想額を30~40%も上回る状況ともなっている。

この発言を受けて、17日にニューヨーク市場でBoeing (NYSE:BA)の株価は、
前日比1.90 (1.11%)高の終値172.71ドルと大幅続伸となるなど、市場では早くも、BoeingによるF/A-18の大量受注を株価に織り込む動きも生じている。