【サッカー】J3藤枝 新加入ワタナカ合流 カンボジア代表FW 「アジアではJリーグが最もレベルが高い。」

 J3藤枝に新加入したカンボジア代表FWチャン・ワタナカ(23)がチームに合流した。同国出身初のJリーガー。「アジアではJリーグが最もレベルが高い。移籍は東南アジアの次世代への道しるべ。『日本で頑張りたい』と思うようなプレーを見せたい」と強い決意で第一歩を踏み出した。

 初日の練習ではチームメートと一緒にウオーミングアップなどに取り組んだ。この時期は気温30度の母国と違い「日本は寒いね。まだ体は重い感じ」と本調子には遠い様子だった。しかし、「一生懸命練習してチームに貢献したい。10得点が目標」と明るい表情で意欲を示した。

 カンボジア1部のボンケット・アンコールから12月末までの期限付きで移籍。同国リーグでは2014年から3年連続でリーグMVP。15、16年は得点王に輝いた。左足のキックは精度が高く、大石篤人監督は「ゴール前の嗅覚にも優れている。素質は相当なもの」と期待を寄せている。

 ボール保持と得点力は折り紙付きだが、守備面に課題が残る。チームは前線から圧力をかけてボールを奪うスタイルを掲げるため、順応度が要求される。

 ワタナカは「自分には足りないところが多い。チームメートから経験と技術を学びたい」と定位置獲得に貪欲な姿勢を見せる。

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