【台湾】日本式焼酎の酒造協会発足[2/18]

 【台北=田中靖人】台湾で日本式の焼酎を広めようと、台湾の酒造会社らが「台湾焼酒(酎)協会」を立ち上げ、台北市内で16日、設立大会が開かれた。

 台湾では日本風の居酒屋が多く、日本や韓国の焼酎も徐々に知名度が高まっている。このため、焼酎を造る9社が集まり、消費拡大や製造技術の研修などを協力して行うこととした。

 会長には、老舗のしょうゆメーカーから焼酎製造に乗り出した呉仁春董事長が就任。呉氏は「台湾は水が良く農産品の種類も多い。台湾市場を固めた後、輸出も目指したい」と述べ、将来の日本向け輸出に意欲を示した。

 会場では、芋、麦、コメから造った一般的な焼酎のほか、米焼酎にウーロン茶で香り付けしたものや、台湾で一般的な蒸留酒コーリャン酒にレモンや梅の風味付けをしたものなどの試飲も行われた。

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16日、台北市内で開かれた「台湾焼酒(酎)協会」の設立大会で、試飲のために並べられた台湾の焼酎(田中靖人撮影)