【中国】中国外相「最近の日本のふるまいが関係改善への障害」[02/18]

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170218/k10010881231000.html
中国外相「最近の日本のふるまいが関係改善への障害」
2月18日 4時56分

中国の王毅外相は17日に行われた岸田外務大臣との会談で、「日本の最近の相次ぐマイナスのふるまいは関係改善への障害になっている」と述べたと中国外務省が発表し、最近の日本の対中政策を批判しました。
中国の王毅外相は、G20=主要20か国の外相会合に合わせて訪問したドイツで、17日に岸田外務大臣と会談しました。
中国外務省の発表によりますと、会談の中で王外相は、「現在の両国関係は機会もあるが、挑戦もある。重大で敏感な問題における日本の最近の相次ぐマイナスのふるまいは関係改善への障害となっている」と述べ、具体的な内容には言及しなかったものの、最近の日本の対中政策を批判したということです。

中国側が指摘する日本側の振る舞いの中には、今月に開かれた日米首脳会談で、沖縄県尖閣諸島がアメリカの防衛義務を定めた日米安全保障条約第5条の適用範囲であることを確認したり、南シナ海の問題をめぐって、名指しは避けながらも、中国を強くけん制したりしたことなどが含まれているものと見られます。

一方、王外相は、ことしが日中国交正常化45周年の節目の年であることに触れ、「双方はこの機会に、両国の先人たちの初心を忘れず、両国関係が正しい軌道に戻るよう努めるべきだ」と述べ、現在は、関係改善を図る時期だという認識も強調しています。