【サッカー】J2熊本 存在感増す光永

土砂降りの中で行われた17日のトレーニングは短時間でサクッと終わった。

 まるでスコールのような強い雨が選手を打ち付け、10対10に取り組む姿はかすんで見えた。前日練習でけがが心配されたMF村上巧選手は元気にプレーし、問題はなさそうだった。

 びしょぬれとなった選手の多くは、てきぱきとクールダウンを済ませてクラブハウスに戻ったが、残って練習を続ける者もいた。

 DF光永祐也選手は雨の中、MF菅沼実選手としゃべりながらジョギングを続けた。「ミニゲームでのプレーがよくなかったので教えてもらっていた」という。新加入の光永は菅沼より10歳下。鹿児島キャンプで食事の席が同じだったことから親しくなり、相談に乗ってもらうようにもなったという。

 鹿児島キャンプ中のニューイヤーカップでは2試合に出場。本職のサイドバックだけでなく、ほとんどやったことがないというセンターバックもこなし器用さを見せた。「2つのポジションをして、お互いの位置でどういうプレーをしてほしいのかに気づけた」と収穫を口にする。「開幕まであと少し。調子はいいので試合に絡めるようにアピールしたい」。MF嶋田慎太郎選手、MF上村周平選手と同い年。タフな背番号26の存在感が増してきている。(野島)

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