【競馬】馬産地各所で種牡馬展示会 エイシンヒカリやゴールドシップ、ラブリーデイなど登場

北海道は種牡馬展示会の真っただ中。今週は13日から3地区6か所で行われている。

13日は静内地区。JBBA静内種馬場、アロースタッドレックススタッドの3か所で行われた。
まず向かったのはJBBA静内種馬場。注目は2頭の輸入種牡馬
最初に、日本のラニも出走したベルモントSを制すなど、米G1・2勝のクリエイター2(4歳、父タピット)が登場。
これに続いて、英2000ギニーやジャックルマロワ賞の覇者で、欧州での初年度産駒から仏2000ギニーとフォレ賞の勝ち馬メイクビリーヴを出して、
種牡馬としても好スタートを決めたマクフィ(10歳、父ドバウィ)が登場。
9日に静内に到着したばかりで、350人の関係者のなかでは初めて見る人も多かったようだが、迫力ある馬体と柔軟な歩きに熱い視線が注がれていた。
その他、今年、産駒がデビューするケープブランコなど全9頭が展示された。

そして、アロースタッドへ移動。5頭の新種牡馬と新入厩1頭を含む26頭が登場した。
14年の菊花賞馬、トーホウジャッカル(6歳、父スペシャルウィーク)、
10年青葉賞の好時計Vや天皇賞・秋ブエナビスタに迫る2着に健闘したペルーサ(10歳、父ゼンノロブロイ)、
さらにダブルスター(8歳、父シニスターミニスターラブミーチャンの半弟)と
リヤンドファミユ(7歳、父ステイゴールドオルフェーヴルの全弟)のG1馬の弟や、道営重賞ウィナーのクリーンエコロジー(9歳、父キングカメハメハ)がラインアップ。
また、一昨年のサウジアラビアロイヤルCを制したブレイブスマッシュなどの活躍から、こちらへ移動したトーセンファントム(10歳、父ネオユニヴァース)は、
早期からの活躍が見込め、人気を集めそうな印象を受ける。

レックススタッドは、香港カップイスパーン賞の海外G1を2勝したエイシンヒカリ(6歳、父ディープインパクト)をはじめ、
スプリント重賞で活躍したハクサンムーン(8歳、父アドマイヤムーン)とゴールドアリュールの半弟のゴールスキー(10歳、父ネオユニヴァース)の3頭がスタッドイン。
スクリーンヒーローがトリを務め、全21頭の種牡馬が展示された。

14日は新冠地区の展示会へ。ビッグレッドファームにはダノンシャンティが社台SSから、グラスワンダーがブリーダーズSSからそれぞれ移動してきた。
アイドルホース・ゴールドシップを含む9頭が登場した他、1月27日に生まれたゴールドシップ産駒の牝馬(母マイネテレジア)も展示された。

優駿スタリオンステーションでは、新種牡馬5頭を含む22頭が登場。アジアエクスプレス(6歳、父ヘニーヒュズ)と
ヘニーハウンド(9歳、父ヘニーヒューズ)は、父と同じ場所でのけい養。
それぞれタイプが違うカテゴリーで活躍したうえ、父よりリーズナブルな価格帯で、選択肢が広がるという意味で期待が大きい。
そして、ダート界の一時代を築いたホッコータルマエ(8歳、父キングカメハメハ)は、西浦勝一調教師と幸英明騎手が駆けつけ、
セールスポイントとともに、将来の産駒に対する思いも話した。
また、アロマカフェ(10歳、父マンハッタンカフェ)は競走実績はG3の1勝だけながら、マンハッタンカフェの貴重な後継種牡馬としての需要がありそうだ。

15日には、日高町門別のブリーダーズSSで、午前11時から展示会が実施される。
同SSには15年の最優秀4歳以上牡馬、ラブリーデイ(7歳、父キングカメハメハ)、
15年の2歳王者、リオンディーズ(4歳、父キングカメハメハ)が新種牡馬として、供用される。(競馬ライター)


スポーツ報知 
【こちら日高支局です・古谷剛彦】種牡馬展示会にエイシンヒカリゴールドシップ登場
http://www.hochi.co.jp/horserace/20170214-OHT1T50196.html