【映画】初ヌードに初濡れ場 映画「ホワイトリリー」の飛鳥凛 「怖いものない」

 初めてスクリーンに裸身をさらした女優には、どういう感情がわき起こるのだろう。公開中の「ホワイトリリー」(中田秀夫監督)でヒロインを演じた飛鳥凛(あすか・りん、25)は、「ここまで全部さらけ出したら怖いものはない。演技に限界がなくなったみたい」と自信たっぷりに語る。

 「ホワイトリリー」は、日活が「ロマンポルノ・リブート(再起動)プロジェクト」の亠環として製作した新作5本の最後を飾る作品。本作はほかの4作品と異なり、ヒロインが同性愛者だ。「女性同士の濡れ場は分からない部分が多かった。監督に全部頼りっぱなし」とほほ笑む。

 演じたはるかは、著名な陶芸家の登紀子(山口香緒里)と出会い、住み込みの弟子として身の回りの世話をしている。2人にはそれぞれ過去に悲劇があり慰め合うように寄り添っていたが、青年・悟(町井祥真)の出現によってその均衡が崩れていく。

 演技の参考にするためレンタルビデオ店に足を運んだ。「マネジャーと『女性同士の恋愛』と書いてあるコーナーの映画を片っ端から借りた。女性同士だからそんなに激しくないというか、爽やかな画(え)になっていて“こういう感じになるのかな”と思いながら勉強しました」

 はるかが電動ろくろを使って作陶する場面がある。粘土にそえた指に登紀子の指が絡む接写が生めかしい。本人は「監督はアップの撮影が多かった。ろくろを通じて色っぽさを体現していたんだと撮り終えてから分かった。アップで見ると色っぽく見えたりするんだと思いましたね」

 大阪府出身。「仮面ライダーW」(2009~10年、テレビ朝日系)の人気アイドル、園咲若菜役としてブレークした。映画には「口裂け女2」(08年)で初主演し「ひぐらしのなく頃に」(同)や「七つまでは神のうち」(11年)などの作品に出演している。

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2017.2.17 18:00
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