【冬季アジア大会】<韓国メディア>韓国のショートトラック選手 札幌アジア大会組織委から「仕打ち」 不公平な練習時間の設定

19日開幕の第8回冬季アジア札幌大会に出場する韓国のスピードスケート・ショートトラックの選手が主催者の不公平な練習時間の設定のため厳しい調整を強いられている。

韓国選手は17日、大会会場の真駒内セキスイハイムアイスアリーナを訪問したが、大会組織委員会側からリンクでの練習時間を与えられず、午後2時から5時まで狭い廊下などで調整した。

沈錫希(シム・ソクヒ)ら女子選手は主にストレッチや姿勢のチェック、ランニングなどを行った。李政洙(イ・ジョンス)やソ・イラら男子選手は筋力トレーニングとランニングを行った。

韓国選手が廊下で調整する間、日本代表の選手たちはリンクで練習を行った。日本だけがリンク内で練習できたのは、大会組織委員会が公式練習の日程を短く設定したためだ。

参加国は18日から19日まで、1日約30分から40分だけリンクを使うことができる。

韓国代表チームは18日午前11時から11時40分、競技前日の19日午前9時20分から9時50分までの30分だけリンクを使用することができる。

公式練習を除いた時間は日本代表がリンクを独占しており、有利になっている。

韓国選手たちは不満を口にした。男子代表の主将を務める李政洙は「国際大会でこのようなケースは初めて」とした上で、

「氷の状態などリンクの環境は競技に大きな影響を与えるため、必ず適応訓練をしてから大会に出場しなければならないが、その機会を与えられなかった」と指摘した。

韓国代表のキム・ソンテ監督も「主催側が自国の代表に有利な環境を作るのはあることだが、競技に支障が出るほど練習の機会を断つのは異例」と嘆いた。

2017/02/18 07:00
http://www.chosunonline.com/m/svc/article.html?contid=2017021800359