【映画】「この世界の片隅に」登場の建物特別公開 広島、全国から60人

映画「この世界の片隅に」登場の建物特別公開 広島、全国から60人
[ 2017年2月18日 17:33 ]

 第2次世界大戦中の広島県呉市を舞台にしたアニメ映画「この世界の片隅に」の大ヒットを受け、映画に登場する国重要文化財「旧沢原家住宅」が18日、特別公開された。全国から集まったファンら約60人が、映画のシーンを思い起こしながら戦時下の暮らしに思いをはせた。

 映画は、呉市に嫁いだ主人公「すず」が食料不足と相次ぐ空襲に苦しみながらも、前向きに生きる姿を描く。

 旧沢原家住宅は、すずが自宅から街に行く場面に登場。同じ形の蔵が3棟並ぶ「三ツ蔵」が印象的で、現在でも戦前の姿をとどめていることから、多くのファンが「聖地巡礼」に訪れている。

 特別公開の参加者は、市職員らの案内で蔵や住宅の内部を見学した。滋賀県湖南市から来た会社員、奥真孝さん(34)は「映画と同じ景色が広がっていて、当時の人々の暮らしぶりを知ることができた」と語った。

 特別公開は当初、定員20人だったが、予想を上回る約170人から応募があり、急きょ日程を増やし、19日も行われる。


http://www.sponichi.co.jp/society/news/2017/02/18/kiji/20170218s00042000243000c.html


∥関連∥
広島県文化財 - 旧澤原家住宅 - 広島県ホームページ:
http://www.pref.hiroshima.lg.jp/site/bunkazai/bunkazai-data-102010530.html
・旧澤原家住宅(広島県呉市長ノ木町) 主屋 文化遺産オンライン:
http://bunka.nii.ac.jp/heritages/detail/158455