【サッカー】<ゼロックススーパー杯>浦和、新戦力で鹿島倒す!槙野&興梠&阿部&関根は控え

シーズンの開幕を告げる富士ゼロックス・スーパー杯が18日、日産スタジアムで行われる。今回は、昨季Jリーグ王者の鹿島と同2位の浦和が激突。両チームは17日、横浜市内で前日会見に臨んだ。昨季、年間勝ち点1位(74)ながら同3位(59)の鹿島に下克上Vを許した浦和は、過密日程をにらみ、日本代表DF槙野智章(29)ら主力4選手を“温存”。新戦力を試しながらタイトル獲得を目指す。

 4度目の出場となる浦和。会見に出席したFW武藤は「(鹿島は)勝負強さのあるチーム。一瞬の隙もみせない完璧なゲームをしないと勝てない」と気を引き締めた。

 その会見に先立ち、チームは春一番が吹き荒れた、さいたま市内で試合前日恒例のミニゲームを行った。昨季の主力メンバーだったDF槙野、FW興梠、MF阿部、MF関根の4選手が控えに回り、代わってJ2湘南から加入したMF菊池らが起用された。DF槙野がこう断言した。

 「今の浦和は、メンバーをシャッフルして誰が出場してもそつのない試合ができる」

 練習前には約1時間、綿密なミーティングを敢行。就任6年目を迎えたペトロビッチ監督は、ターンオーバー(選手の入れ替え)で過密日程を乗り切る考えを選手に伝えた。

 無理もない。2月1日の2次キャンプから無休のチームはゼロックス杯後、そのまま夜の便で豪州へ移動。中2日でアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)1次リーグの初戦を迎える。さらに中3日となる25日に横浜MとのJ1開幕戦を控える。新戦力の見極めと、けがの防止などから、ターンオーバー制は必要不可欠な戦術になる。

 鹿島との昨季の対戦成績はチャンピオンシップも含め2勝2敗と互角。指揮官は「いい準備ができた。激しい攻撃的なサッカーをお見せする」と、宿敵撃破を誓った。

 伝統的に一発勝負に強い鹿島とリベンジに燃える浦和。再び冬将軍が訪れる予想の横浜で、両軍が火花を散らす。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170218-00000010-sanspo-socc

頂上開幕。鹿島と浦和、赤きプライドがぶつかり合う【FUJI XEROX SUPER CUP 2017】
https://www.youtube.com/watch?v=BhEjhXbvwZ8