【中韓】THAADの韓国配備に理解求める 尹炳世外相、中国外相と会談 王毅氏「他国犠牲にするな」と強く反発[2/19]

 韓国の尹炳世外相は18日、ドイツのミュンヘンで中国の王毅外相と会談し、米軍の最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」の韓国配備について、北朝鮮の脅威から国を守るためだとして重ねて理解を求めた。韓国の聯合ニュースが伝えた。

 一方、新華社電によると、王氏はTHAAD配備について「他国の安全を犠牲にして国家の安全を確保すべきではない」と述べ、強く反発。韓国側に両国間の「障害」を取り除くよう求めた。

 中国は韓流ドラマの放送を制限するなど事実上の報復措置を取っており、中韓関係は冷え込んでいる。会談で尹氏は、報復措置の影響は経済や文化、人的交流などの分野に及んでいるとして、中国政府に「適切な対応」を要請した。

 両外相は北朝鮮の核・ミサイル問題については、国連安全保障理事会の制裁決議を厳格に履行することで一致した。(共同)

http://www.sankei.com/world/news/170219/wor1702190014-n1.html