【バスケ】<B1リーグ第20節>栃木が三遠に24点差の完勝、大阪は誕生日迎えた木下らの活躍で強豪川崎を撃破

 B1リーグ第20節第1戦が2月18日に各地で行われた。

 大阪エヴェッサはリーグ最高勝率を誇る川崎ブレイブサンダースを接戦の末に破った。前半を終えて39-33と互角以上の戦いを演じた大阪だったが、第3クォーターに川崎の猛攻に遭い53-62と試合をひっくり返される。それでも最終クォーターにこの日37歳の誕生日だった木下博之が3ポイント3本を含む13得点と大当たり。残り13秒、木下の得点で82-78と突き放し、直後に川崎の藤井祐眞の3ポイントで1点差まで迫られるも、最後は残り7秒、橋本拓哉がフリースロー2本をしっかり決めて逃げきった。

 栃木ブレックスは第1クォーターのスタートダッシュで勝負を決めた。最初の10分間で田臥勇太と遠藤祐亮がともに6点を挙げるなど計24点を記録し、失点をわずか8に抑え大量リードを得ると、続く第2、第3クォーターでも差を広げ、試合の4分の3を終えて64-37。ラスト10分こそ32得点を許したが、93-69で完勝を収めた。栃木は全12選手が3点以上決めるなどチーム力の高さを見せた。一方、4連勝中だった三遠はロバート・ドジャーが両チームトップの21点を決めたが、接戦に持ちこむこともできず大敗を喫した。

 プレーオフワイルドカードを争っている新潟アルビレックスBB京都ハンナリーズの一戦は、新潟の大逆転劇で幕を閉じた。第3クォーター終了時点で48-59と劣勢に立たされた新潟だったが、第4クォーター開始27秒のダバンテ・ガードナーの得点を皮切りに立て続けに9点を重ね、一気に2点差に。残り4分46秒にクリント・チャップマンの2ポイントで追いつくと、以降は点の取り合いを制して79-75で貴重な白星を手にした。ガードナーは22得点10リバウンド、チャップマンも16得点11リバウンドと両外国籍選手の活躍が光った。

 アルバルク東京は敵地で富山グラウジーズを撃破した。第1クォーターを19-17、第2クォーターを19-16と徐々に差を広げたA東京は、迎えた第3クォーターで一気にリードを拡大。伊藤大司の7得点などで22点を積みあげると、最終クォーターもディアンテ・ギャレットの8得点などで突き放した。A東京は17点のギャレットをはじめ5選手が2ケタ得点を挙げるなどバリエーションに富んだオフェンスで着実に加点。注目の新加入選手2名の登録が間に合わなかったものの、地力の差を見せつけた。

 琉球ゴールデンキングスはホームでサンロッカーズ渋谷に快勝した。第1クォーターを22-16とすると、続く第2クォーターでは相手をわずか9失点に抑え、前半で15点をリード。第3クォーターでは差を縮められたものの、ラスト10分では2ポイントで得点を重ねる堅実なオフェンスでSR渋谷を振りきった。田代直希が14得点、岸本隆一が13得点を挙げるなど、琉球は日本人スコアラーの活躍が目立った。SR渋谷はロバート・サクレが19得点15リバウンドと奮戦するも、チームの得点数が伸びなかった。

【試合結果】
川崎ブレイブサンダース 81-84 大阪エヴェッサ

栃木ブレックス 93-69 三遠ネオフェニックス

新潟アルビレックスBB 79-75 京都ハンナリーズ

富山グラウジーズ 66-82 アルバルク東京

琉球ゴールデンキングス 78-63 サンロッカーズ渋谷

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