【サッカー】ジャイアントキリング!5部リンカーンがFA杯でバーンリー撃破

スポニチアネックス 2/19(日) 1:23配信

ヘディングシュートを決めるリンカーンのラゲット

 世界最古のカップ戦であるイングランドのFA杯で大番狂わせが起こった。18日に行われた5回戦で、5部リンカーンが敵地でプレミアリーグのバーンリーを1―0で撃破。クラブ創設133年で初の準々決勝進出を果たした。プロではないノンリーグ(現在は5部以下)のチームが8強入りするのは、1914年のQPR以来103年ぶりの快挙となった。

 劇的な勝利だった。0―0で迎えた後半44分。右CKの折り返しをリンカーンのDFラゲットがヘディングシュート。相手GKがかき出した出した微妙な判定は、ゴールラインテクノロジーでゴールが認められた。試合後のロッカールームでイレブンは水を掛け合って歓喜。ラゲットは「言葉が出ない。クレイジーだ。ノンリーグでベスト8なんて聞いたことがない」と自分たちが成し遂げた“偉業”に驚きの表情。カウリー監督は「100回に1回のチャンスをつかめた。ベンチからは得点かどうか分からなかったが、ゴールラインテクノロジーがあって嬉しい」と語った。一方、バーンリーのダイチェ監督は「言い訳はできない。おとぎ話に残念な形で登場してしまった」と肩を落とした。

 優勝オッズは開幕時の1501倍から101倍まで上昇した。同じく5部サットンは20日にプレミアリーグアーセナルと対戦。ノンリーグの2チームが5回戦に進出するのは、現大会方式となった1925年以降で初となっていた。

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